洛西・大枝散策 ご報告

おかげさまにて、4月16日、23日の大枝散策は無事終了しました。
多数のご参加をいただき有難うございました。

当日は、たけのこ料理店「筍亭」で、たけのこ掘りを見学、
朝掘りのたけのこ料理をいただきました。


たけのこの秘密?
なにしろ初めて聞くことばかり。

塚原の京たけのこは、色が白く、やわらかく、
「白子筍」とも呼ばれます。



                            (コースの一部です)

地福寺にて。ご本尊の阿弥陀如来坐像を拝観。行基仏と伝わります。

当地の氏神さま、大枝神社。
社標は梅原猛先生の筆。

沓掛(くつかけ)の金輪寺。
昔、山城と丹波の国境の峠、老の坂にあった大福寺ゆかりの石灯籠(左手)や手水鉢が残されています。
今回、清遊の会の見学の前に、見やすいよう場所を移してくださいました。


そして、子安地蔵とともに大福寺にあったお地蔵さまが、今年修復を終えたばかり。本堂に安置されています。

桓武天皇母・高野新笠の大枝山陵。

地福寺、金輪寺では、ご住職から貴重なお話を聴かせていただき、幾多の戦乱を乗り越え、寺が破却されても仏さまだけはと、人々が大切にお守りしてきた歴史が偲ばれました。

2022 初詣案内ご報告

1月15日、「七本松通の寺をめぐる!」の初詣案内は無事終了しました。前日は京都市内も8センチの降雪でしたが、翌日は天気も回復し、充実した散策となりました。
一部ですが、写真でご報告とさせていただきます。

華光寺の毘沙門天像にお詣り。

「封じ毘沙門天」の壺。悪いところを書いて奉納するのだそうです。

お向かいの光清寺。
弁天堂の「浮かれ猫の絵馬」
絵馬に描かれた猫が、近くの遊里から流れる弦歌にのって、絵馬から抜け出て踊り舞った話。

寺院の多いこの地が、遊里にも近かった歴史が垣間見えます。

下の「心和の庭」は玄関前の「心月庭」とともに重森三玲作。
(通常非公開、公開時の撮影)

出水通七本松の近辺には多くの寺院がありますが、この地は大内裏の「宴の松原」であったところ。

観音寺は伏見城の牢獄の門「百叩きの門」で知られますが、

もとは一条にあり、浄蔵貴所が一条戻り橋で父の三善清行を蘇生させた、その祈願をこめた観音様が祀られるお寺でもあります。

お庭ではだれが寝ているのかと思いきや?

ちらっと見せてね…
ワオ !(^^)!    参加のみなさんが発見されました😊

下ノ森通。むかしは相合図子通。遊里の名残を漂わせるかのように愛染明王が祀られるお寺もありました。

優しいお顔の石仏も道路から拝むことができました。

清和院では


地蔵菩薩立像をはじめ、阿弥陀三尊像や不動明王を参拝しました。

お越しいただいた皆さま、今回ご参加いただけなかった皆さま、
今後も情勢をみながら、講座や散策をご案内いたしますのでよろしくお願いいたします。

 

お墓参りと西賀茂散策 ご報告 

11月13日、17日の両日、堤先生のお墓参りと散策は無事終了しました。
当日は好天に恵まれ、散策日和となりました。春は桜の季節でしたが、今回は紅葉が色づき始め、秋の彩を添えていました。
また、13日には、京都の観光ガイドや講師として活躍されています「京都旅屋」の吉村晋弥さんに、ご案内、解説いただきました。
さらに17日には新たな発見もありましたので後ほどご紹介します。

川上大神宮から霊源皇寺へ。
堤先生のお墓がある霊源皇寺。境内奥の紅葉が青空と白砂に映えて美しいです。

霊源皇寺の樹木葬墓苑へ。

高台にあるので堤先生の墓苑から比叡山もよく望めます(向かって右手)

正伝寺へ。



枯山水のお庭も素晴らしいですが、鐘楼のあるお庭から本堂を仰ぐのも良し、
山懐にいだかれているのを実感します。

正伝寺から西方寺までの道。
北大路魯山人のお墓の前で。吉村氏の詳しい解説を興味深く聞きました。

小谷墓地を経て、五山送り火の船形を担当する西方寺へ。

堤先生に教えていただいたこちらの紅葉、もうすぐ真っ赤になるでしょう。
色づいたら絶品です !(^^)!

大将軍神社を経て神光院へ。


 神光院は山茶花でも知られていて、この日は白い花が印象的でした。
右手は大田垣蓮月の隠棲した茶所。
夕暮れ時の境内もまたさまざまな色に染まっていました。

さて、今回の発見は──
 東京講座にご参加でした、松本薫様よりご教示いただきました。
この西賀茂の地は、江戸時代、後陽成天皇の第九皇子で、後水尾天皇の弟にあたる一条恵観(いちじょうえかん)により営まれた「恵観山荘」がありました。話には聞いていましたが、どこにあったのか詳しいことは知りませんでした。

 その「恵観山荘」の一部、30坪ほどの茶室が、鎌倉市の茶道宗徧流不審庵に戦後移築・保存され(移築後、昭和39年に旧一条恵観山荘の名称で国の重要文化財に指定)、近年一般公開されたのだそうです。

   偶然にも、松本様が今回の散策の少し前に恵観山荘を見学され、370年前には、山荘がこの西賀茂の地にあったことを知り、今回の散策途中にその場所を確認し、解散後、周辺を歩いて特定くださいました。

 キーワードは「醍醐の森」にあったということ。山荘は、醍醐家の祖となった恵観の次男・冬基に伝領されたゆえ「醍醐の森」の名があるそうです。
「醍醐の森」は現在一部が雑木林となって残っており、川上大神宮から霊源皇寺へ行く道の途中にありました。春にはこの道は通っていないのですが、一本北の道をとればこの雑木林があります。道路右側に見えるこんもりとした木々が醍醐の森と思しき場所です。
近くのマンション名も「ダイゴ」の名が入った名で、地域の方に聞いていただき「醍醐の森」と呼ばれているとのことでした。

鎌倉の恵観山荘は、松本様からご提供いただきました写真三点を掲載させていただきます。




桂離宮や修学院離宮と同時代、後水尾天皇の周辺にあった公家の人々の、まさに寛永文化を代表する山荘がこの地にもあったことを知り、堤先生に導かれたのではないかと感じられたそうです。

歴史ある建物のあった場所がわかり、そこを訪れたり、歩くということは京都散策のまさに醍醐味かもしれません (^-^)
このご報告を皆様にお知らせして、終わりとさせていただきます。

お越しいただいた皆様、お疲れ様でございました。
松本様、吉村先生、また各所でご教示をいただきました方々に厚くお礼を申し上げます。
堤先生も喜んでおられることと思います。本当にありがとうございました。
〈参考〉
国指定重要文化財 一条恵観山荘 京都から鎌倉へ移築されし名邸 (ekan-sanso.jp)

 

 

 

 

 

堤先生を慕う会 ご報告

10月18日(日) 「堤先生を慕う会」を、職員会館かもがわにて行わせていただきました。

当日は晴天の爽やかな日となり、京都で受講の方々はもとより東京講座からも多くの皆さまにお越しいただき、堤先生への献花をしていただきました。

 

 

スクリーンにかつての現地案内の写真を投影し、懐かしく思い出しながらご覧いただいたり、堤先生がご執筆になりました「京都世界遺産手帳」とイラストの原画や「京都祇園祭手帳」などを置かせていただき、和室には秋のしつらえをしました。  

会場は終始なごやかな空気に包まれ、献花いただいたり、歓談されたりしているご様子を、堤先生が空から穏やかにご覧になっているのではないかと思われました。おかげさまにて無事に終えることができました。

お越しいただきました皆さま、当日お越しいただけず、お気持ちを会場に寄せてくださいました皆さまに心より御礼申し上げます。

京都・清遊の会の皆さまとご一緒に、あらためて堤先生への感謝を込め、先生が安らかにお眠りくださいますようお祈り申し上げます。

「春酔一刻値千金」講座 ご報告

318()の京都・清遊の会は、午前の「洛中の酒」講座、午後からは上京区の丸太町橋西詰の女紅場址(にょこうばあと)から鴨川沿いを歩き、松井酒造さんの見学を行いました。

午後の集合場所ではサプライズが! 

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なんと! 

療養中の堤講師が短時間でしたが案内に来てくださいました。

みんなびっくり、大喜び! 再会を喜びました。

順調に治療を続けられておられるとのこと。

早く講座に戻ってきていただきたいです。

丸太町橋では明治の女紅場の話、鴨川畔におりては中原中也とかつての丸太町橋西詰にあった古書店の話、三本木の遊所など町の成り立ちの話。

東三本木通の頼山陽の旧宅「山紫水明処」では「水西荘」主屋跡で文人たちの交流の場であった旅館「信楽」の話など興味深く聴きました。

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立命館大学発祥の地を通り、圓通寺の前では右京区の轉法輪寺との関わりに耳を傾けました。

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荒神橋。慶応三年に架けられた橋で、以前は牛車や馬車が川を渡っていたため、牛馬用の車輪の溝をつけた車石が設けられた車道がひかれ、現在鴨川から荒神橋に上がるかつての車道にその名残が伝えられています。

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現在の荒神橋は大正三年に架け替えられたものですが、昭和28年の有名な荒神橋事件の悲劇や、その事件と関連して今はなき喫茶「しあんくれーる」のことなど、とどまるところを知らないほどお話は続きました。

さて、さらに歩いて川端東一条の松井酒造「鴨川蔵」を見学。

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享保11年(1726)創業、銘酒「神蔵 KAGURA」「富士千歳」「金瓢」の醸造元。

蔵内の見学は皆さん興味津々。

醪(もろみ)のタンクも真近で見学。いい香り……。

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ご案内くださったのは蔵を率いる松井さん。最新鋭の設備を備えつつ、人の手で丁寧に行われる松井酒造独自の醸造。

なめらかなお話しぶりに誘われてか皆さんからの質問もたくさん出ました。

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お待ちかねの試飲!

無濾過、生原酒の「神蔵」をはじめ、にごり酒など数種をいただき、おかわり続出!

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まさに新酒の季節。いいですねー。

おかげさまにて「春酔一刻値千金」講座は無事終了いたしました。

ありがとうございました!