泉屋博古館&大豊神社 散策 ご報告

5月10日、昨夜来の雨もあがり、散策日和となりました。

左京区にある泉屋博古館(せんおくはくこかん)の記念名品展「帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち」を見学しました。
泉屋博古館は住友家伝来の美術品を所蔵する美術館。1年の改修を経て、このほどリニューアルオープンされたばかりです。

初めに、学芸部長の実方葉子先生より、泉屋博古館の歴史や今回の展観についてのレクチャーをしていただきました。


「泉屋」(いずみや)は江戸時代の住友の屋号、「博古」は「古(いにしえ)に博(ひろ)く通じる、の意、900年前の中国の青銅器図録にもあるそうです。

こちらの青銅器コレクションは有名ですが、仏教美術、中国・日本書画、陶磁器、茶道具、能装束など、多岐にわたる今回の名品展の見どころを、資料や写真で丁寧に解説いただきました。

特別展の展示室へむかう廊下は東山を借景に新緑がせまってくるよう。雨上がりには尾根を伝う雲煙も見られるそうです。

そして展示の素晴らしさはいうまでもなく……。

上の写真は、展示室から急に視界がひらけて緑が飛び込んでくるお部屋。空中に突き出ています。建物の内と外をつなぐ空間。
あのむこうにあるのは、館を辞して最後にむかった「泉屋博古」の庭。

自然と一体となれる場所。こんな美術館はないかもしれませんね。
これからお越しの方は、そうした風景もぜひお楽しみになさってください。

青銅器館は、やっぱり時間がなくなりました。
わからないけどおもしろ~い!

 

お見送りいただいて、恐縮でした。
ぞろぞろとお騒がせしました🙇

大豊(おおとよ)神社へ──

大豊神社は、鹿ケ谷(ししがたに)・南禅寺一帯の産土神(うぶすながみ)。

手水舎は東山三十六峰のうち「椿ヶ峰」から流れ出るご神水。

本殿には少彦名命、菅原道真公、応神天皇が祀られます。

いまは本殿前に「狛巳」さんが。

末社に大国社。
「狛ねずみ」の社といわれる所以。
愛宕社、日吉社、稲荷社も祀られています。

清遊の会では、以前に堤先生と、枝垂桜と紅梅が咲いているときに来ましたね~
先生の「狛ねずみの持ち物」話を思い出します。先生は、きっとこの「狛ねずみ」さんが好きだったのでしょう。笑

今日も「狛巳」「狛ねずみ」談義に花が咲きました…。
じつは貴重なお話を鈴木先生から伺いました。

だれか来たかな?

帰りがけに、ご神木発見!
パワーをもらうのじゃ~。笑

お越しいただきました皆さま、
たいへんにお疲れさまでした!
また次回もよろしくお願いします!

 

 

9月23日、「職員会館かもがわ」における最後の講座を行いました。
当日は晴天に恵まれ、秋の訪れを感じさせる爽やかな気候となりました。

今月末で閉館となりますこの会館で、清遊の会は、14年ほどもお世話になり、慣れ親しんだ会館との別れを惜しみました。

当日は交通機関の遅れのため、
講師の鈴木先生の到着を待ちながら、
皆さまから、堤先生の思い出話をお聞きしたり、屋上で記念撮影をしました。


急ぎ到着の鈴木先生、お疲れも見せず、ご自身のご紹介からはじまり、
「武四郎双六で天神めぐり」のお話に熱弁をふるっていただきました。


もっともっとお話をお聞きしたかったですが、あっという間に時間は過ぎ、5時前に終了となりました。
当日は交通事情のため、終了が予定より遅くなりまして申し訳ございませんでした🙇
あとで考えますと、会館にすこしでも長く居させていただけたのは、誰かさんが名残を惜しまれてのことかもしれません。(笑)

次回は10月19日、永観堂でお目にかかります。
皆さまのお越しをお待ちしております!


     講義室より鴨川と田辺橋・田辺小橋を望む