魅惑の京都〈東京開催〉第4クール

魅惑の京都〈東京開催〉第4クール ご案内                    

東京講座の第4クールを下記の予定で開催いたします。

 本クールは、日本という国の成り立ちを京都を通して学ぶ講座です。

神話が生きている都市だからこそ可能な京都の醍醐味を、怨霊から、

尼寺から、女神から、文豪から、絵画から、この国の文化の秘密を

古今東西の歴史を渉猟しつつ圧巻の世界を立ち上げます。

堤 勇二講師による、いずれも他ではけっして聞くことのできない

内容と、自信を持ってお勧めします。

この国に生まれた幸せを存分にご堪能下さい!!     

1回 1013日(祝月) 江戸東京博物館 

月と京都 月読神社考 

  隼人文化や銀閣寺など月を祭る信仰と月を愛でる文化から、

  月と日本を読み解きます。

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 神のおとづれを知る 月読神社

2回 1130日(日) きゅりあん(品川区総合区民会館) 

続・怨霊 八所御霊の正体 

  かつて京都を混乱の巷と化した強力な八柱の怨霊たち。その

  本当の姿とは何だったのか。

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見事な天井 これは御霊神社の神輿なのです。

3回 1223日(祝火) きゅりあん  

御所文化の継承 京の尼寺 

  御所の文化を引き継ぐ京都の尼寺。尼五山の歴史や暮らしを

  言葉の継承などから紐解く。

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 大聖寺襖絵 雅びと侘びと哀しみと

4回 118日(日)  きゅりあん

京都創世 神々の謎に迫る! 

  神話が生きる国・京都 この国の成り立ちを神々を語る絵画や

  作品、祭礼から縦横に。

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    青木繁「海の幸」 この名画の秘密とは?

5回 222日(日)  きゅりあん  

梅と京都 梅宮(神・花・人)考 

  梅宮をご存じですか? 神社だけでなく人や花から梅と和の文化

  の関わりを紹介します。

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 春日大社 若宮前の梅樹 

 人呼んで「人はいざ」の梅といいます

6回 321日(土)  きゅりあん 

花に酔え 京都・桜の神人花 

  木花開耶媛 すべてはこの女神から始まりました。桜花爛漫、京の雅

  の原点を探ります。

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   松林桂月「春宵花影図」 

    描かれた桜の最高峰 

 さあ! 思い切り、花に酔いませう!!

●時間は午後130分~430分予定

※会場は都合により変更になる場合があります。    

 

受講料 各回3000円

全回一括お振込みの場合、総額18000円を15000円に割引いたします。

各回ごとのお振込みでも一括のお振込みでも、振込手数料は恐縮ですがご負担ください。

お申込み

ファックス、メール、ホームページから、お名前・ご住所・ご連絡先・全回あるいは各回でのご参加希望回等を明記の上、お申し込みください。

お申込み頂いた方には、ご入金確認後、事務局より参加証を送付いたします。

講義当日にご持参、ご提示ください。

お振込先 

 みずほ銀行 出町(でまち)支店(587)  普通 1161285   名義  京都 清遊の会

 ゆうちょ銀行(振替口座) 009307233813 京都・清遊の会

 (他行からゆうちょ銀行にお振込みの場合の口座番号は、099 店099当座023813

お申し込みは随時受け付けております。ただしレジュメ作成の都合上、事前申込制とさせていただきますので、ご参加回の一週間前までにお申し込み下さい。

京都・清遊の会 事務局 

6038341 京都市北区小松原北町13530108

TEL&FAX075-465-9096  e-mail: info@kyo-seiyu.net  

URL: http://www.kyo-seiyu.net

山鉾と町内散策、特別講座ご報告

暑中お見舞い申し上げます!

京都・清遊の会では、715日に「山鉾めぐりと町内散策」、21日には「清遊特別講座」を行いました。

今年は祇園祭の山鉾のなかでも一番南にある保昌山からめぐりました。

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保昌山は唯一縁結びのお守りを授与され人気の山。
会所として貴重な燈籠町会所。二階を見上げて(笑)

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太子山 会所は秦河勝の子孫である秦家。

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秦の始皇帝の宮殿、阿房宮を刺繍したみごとな前懸。
 

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秦家は「太子奇応丸」の調進で知られます

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木賊山は世阿弥の謡曲「木賊」に取材した山。
 
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隅飾りをおさえる飾り金具、よく見ると軍配のなかに兎が!
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そして堤講師ならではの町内散策。平等寺に新玉津島神社、繁昌神社に班女塚。

路地の奥を通って日吉神社へ。どこにいくの? ともかくついていかなくては…

最後は住吉神社で解散となりました。

町の中にこんなにお社があるのですね! しかも聞けば聞くほど奥深い!

いやいや驚きのご案内でした。

21日午前の講座は「七夕と京の雅」

 

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七夕にゆかりの花、仙翁(せんのう)。
室町時代、宮中や将軍家で催された「七夕花合せ」の主人公となり、いけばなの成立にも深くかかわりました。そして今もその名がのこる嵯峨鳥居本。

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笹飾りに願いをかけるだけのものではなく、京都の歴史に深く根ざした「七夕」を知っていただきたい、そんな思いも込めてお話ししました。
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下京の町堂として人々の崇敬をあつめた六角堂頂法寺。
華道発祥の地。

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旧暦七夕の頃、鮮やかに咲く仙翁をお菓子に。

御所の池に浮かべられたという「花扇」の仙翁をイメージし、

銘を「花あわせ」としました。

水面の表情は紫野源水さんならではです!

そして、午後は堤講師による「愛宕信仰の秘密」

愛宕さんの千日詣を控えて、愛宕神社の歴史や愛宕山の話が満載です!

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火の神様の秘密から愛宕山に棲む天狗さんの話、天狗さんが一休みするお寺、仲間の全国の天狗たちと、いつもながら自由自在、縦横無尽にクロスオーバーし、あっけにとられる場面も! 

驚いたり爆笑したりの3時間でした。

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愛宕の太郎坊。洛中に飛来する途中、羽を休めたお寺におられます!

翼はこうして生えている? こわーい顔

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飯綱の法で知られる権現

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白狐に乗った秋葉権現

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暑いなか、たくさんの方々にご参加いただきありがとうございました!