2023年 春の予定

4月1日(土)、4日(火)  現地案内
    戒光寺(泉涌寺塔頭)本堂内陣参拝
    あわせて同山内、雲龍院を拝観の予定

5月20日(土) 座学講座「北山杉と桂離宮」
6月 座学講座予定
順次、決まり次第お知らせいたします。

                    

 

聖護院の節分会

ことしは、各地とも賑やかに節分行事が行われましたね。
修験道の寺として知られる左京区の聖護院(しょうごいん)門跡では、節分の三日、山伏追儺式(やまぶしついなしき)や採燈大護摩供(さいとうおおごまく)などが行われました。




聖護院門跡

寛治4年(1090)、白河上皇の護持僧であった増誉(ぞうよ)大僧正により開創。上皇の熊野御幸の先達(案内役)を勤めた功績により、「聖体護持」より二文字をとった「聖護院」という寺を賜ったのが始まりで、最盛期には二万余の末寺をかかえる一大修験集団となりました。
聖護院には後白河天皇の皇子、静恵法親王が入寺したのをはじめ、明治になるまで天皇家や摂関家の方が相次いで入寺しています。

境内は、参拝してお加持をしてもらう人、無料接待の甘酒をいただく人などで賑わっています。

鈴懸(すずかけ)の衣に結袈裟(ゆいげさ)を掛けた山伏の装束。
梵天(ぼんてん)は前に4つ、後ろに2つで「六波羅蜜」を表わします。「六波羅蜜」は彼岸(ひがん)に至るための六つの修行徳目だそう。梵天の色は赤や緑、紫色など多種で、赤色は最も長い経験を積まれた色と伺いました。


お加持の錫杖(しゃくじょう)も六輪の輪でした。同じく「六波羅蜜」を示しています。

修験道

古来「山には神々が宿る」と考えられ、山をご神体として崇拝してきた「山岳信仰」に、仏教や道教が結びつき生まれた日本独特の宗教。

約1400年前の役行者(えんのぎょうじゃ)を開祖と仰ぎ、神仏そのものである山を歩き、礼拝し、滝に打たれるといった修行で得た験力を使い、加持祈祷などを行うのが修験者。
山に伏し野に伏すゆえ「山伏」とも呼ばれてきました。


宸殿前の庭には護摩壇がしつらえられ、準備が進んでいました。護摩壇は青々とした檜葉で覆われています。

いよいよ開始時刻。




「山伏問答」で、たしかに聖護院の山伏と証明され、結界の中に入られます。力強く法螺貝を鳴らし入場。

聖護院の厄除開運採燈大護摩供では、「法弓(ほうきゅう)の儀」・「法剣の儀」・「法斧(ほうふ)の儀」が行われます。


法弓の儀 弓矢を東西南北と鬼門、護摩壇に向かって放ち邪気を祓う。

法剣の儀 剣で魔を断ち切り、護摩壇を清める。

法斧の儀 斧で木を切り出し護摩壇をつくる様子を表わす。

門主が願文を奏上されます。

いよいよ松明が灯されます。山伏の方々の読経が響きます。


瞬く間に白い煙が上りました。



参列者も皆、真っ白な煙のなかに包み込まれていきます。

この煙が穢れを祓い、身を清め、私たちをあるべき方向に導いてくれるのですね。
太鼓の音。最多角(いらたか)念珠をすり合わせる音。真言を唱える声。



祈りが天に届きますように。


供養の閼伽(あか)水をさかんに護摩壇に掛けておられます。火の勢いが増すと護摩壇が崩れてしまうので、煙が立ち上るように案配し、取り仕切る力量がいるそうです。


護摩木が投入されます。


皆の願いが届きますように。思いは同じ。

燃え盛る炎に見入るうち、やがて護摩供は無事終了しました。



法螺貝を鳴らし退出されていきます。



参列の方々も晴れ晴れとしたお顔で帰っていかれます。

先日は大雪に見舞われ、しばらく寒さの底のような京の町でしたが、節分の翌日は陽光ふりそそぐ立春となりました。

そして待ちに待った春本番へ。
暖かくなるまで、もう少しの辛抱です。


 

個人様向け ご案内

京都・清遊の会では、2022年よりおこなってまいりました散策を、個人様向けにご案内をいたします。
ご希望のコースと人数、ご希望の日にち等をお問い合わせください。日程の都合で参加できなかった方、または歩いてみたいという方、お待ちしております! 

◎人数 二名様以上
◎ご参加費 一名 2,500円
(別に拝観料実費要)
◎所要時間 約3時間
◎ご案内 中川祐子

◎コース
七本松通の寺をめぐる
京都アスニー(丸太町通七本松西入)から
華光寺(けこうじ)、光清寺、極楽寺、観音寺、清和院ほか。


             毘沙門天を祀る華光寺

            清和天皇ゆかりの清和院

泉涌寺(せんにゅうじ) 境内案内
泉涌寺大門から
仏殿など伽藍拝観、戒光寺、来迎院などの塔頭(塔頭の都合により変更有)
            泉涌寺仏殿

          大石内蔵助ゆかりの来迎院

吉田神楽岡(かぐらおか)界隈の散策
叡電「出町柳」駅から
百万遍知恩寺、黎明教会展観、菩提樹院陵、真如堂。



       どの季節に訪れても美しい真如堂

④寺之内(てらのうち)界隈の散策
地下鉄「今出川」駅から
妙顕寺、妙覚寺、本法寺。(春秋限定)


           4つの庭を楽しめる妙顕寺

        本阿弥光悦作と伝える巴の庭

➄天神通(てんじんみち)を歩く
北野天満宮から
大将軍神社、安楽寺天満宮、弘誓寺(ぐぜいじ)、だるま寺。


         方位の守護神 大将軍八神社

道真公を最初にお祀りした伝承の安楽寺天満宮

◎お問い合わせ・お申込み
京都・清遊の会 中川まで

メール nagomi-yu105@ares.eonet.ne.jp

HPではご報告できなかったサプライズ見学などもございます。お楽しみに!

天神通散策 ご報告

1月15日、17日の初詣散策「天神通を歩く」は終了しました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
写真でご報告とさせていただきます。


北野天満宮 白梅紅梅ともに咲き始めています。
鳥居の向こう、一之保神社からスタート。

今日は、菅原道真公をお祀りしてきた西京(にしのきょう)の地域を歩きます。

一の鳥居と大狛犬は迫力満点。


台座の梅の絵は竹内栖鳳の筆だそうです。

大将軍八神社へ向かいます。

平安遷都にあたり、都の方位守護の神様として勧請されました。

成願寺
三之保社「長宝寺」の歴史を伝える「長宝堂」


天神通に入り、選佛寺へ。

紀貫之の娘・紀内侍(きのないし)ゆかりの鶯宿梅の伝承があると教えていただきました。
諸説あるそうですが、なにより清々しいお庭のたたずまいが印象的でした。

奥溪家住宅(京都市指定建造物)

東福門院の御典医をつとめたお家の下屋敷。

いよいよ今日のテーマの安楽寺天満宮へ。



天神さまをお祀りしてきた西京神人(にしのきょうじにん)の人々、千年の歴史が見えてきます。

瑞饋神輿保存会 集会所

秋のずいきまつりの神輿がここでつくられます。

弘誓寺(ぐぜいじ) こちらに参らせていただいたことは貴重な経験でした。

法輪寺(だるま寺)へ



干支が替わると回転するのだと思っていたら、回りません、とのことでした。

お庭は「無尽庭」 十牛の庭とも呼ばれます。

だるまさんはあまりにも多すぎてびっくり、ここで終了となりました。
お越しくださった皆さま、たいへんお疲れ様でした <(_ _)>

なお、京都・清遊の会では、日程などのご都合で散策にご参加できなかった方、歩いてみたいという方、二名様から個人様向けのご案内をいたします。昨年より実施しました今回の散策までのなかで、ご希望のコースとご希望の日にち等をお問い合わせください。
あらためてHPにページを設けます。
皆さまのお越しをお待ちしております !

 

 

 

 

2023 初詣散策 ご案内 

天神道(てんじんみち)を歩く
─北野天満宮から法輪寺へ─

15日、17日の散策は無事終了しました!

北野天満宮から天神通を南に、法輪寺(だるま寺)までの散策をご案内いたします。

天満宮より南の西ノ京と呼ばれる地域は、平安時代、菅原道真公に仕え、大宰府に付き従ったという「西京神人(にしのきょうじにん)」ゆかりの地。
人々は道真公亡き後、京都にもどり「安楽寺天満宮」を創建。道真公が生前に自ら彫ったという「ご自身像」を祀りました。
「安楽寺天満宮」には一之保から七之保まで「保」と呼ばれる七つの地域があり、御供所を設け、各保ごとに奉仕する人々が住まいし、神饌を供えてきました。

西ノ京といえば、秋に、この地で制作される「ずいき祭」の「瑞饋神輿(ずいきみこし)」でもおなじみですね。

今回は、北野天満宮「一之保神社」→大将軍八神社→「安楽寺天満宮」など5つの保の旧跡→「法輪寺」への行程です。

来る年、皆さまと楽しく歩き、たくさんの福をいただけますように。
ご参加お待ちしております!

実施日(同内容で二回行います)
 1月14日(土)(雨天は翌日実施の予定)
 1月17日(火)(雨天は翌日実施の予定)

 ※天候不明な場合はHPでお知らせします。
   定員によりご希望の
日に添えない場合もございます。ご了承下さい。

ご案内
 中川祐子
集合
 13時(午後1時)
 北野天満宮 絵馬所(楼門を潜って左手)


楼門

集合はここです ↑

※北野天満宮本殿へのご参拝、ご昼食は、集合前に各自でお願い致します。

解散予定
  16時頃 法輪寺あるいは「円町」駅周辺

ご参加費
 2500円(法輪寺拝観料他、保険代込)

お申込み
 画面下のフォーム、メール、SMS、LINE
   いずれからでもお申込み下さい。

振込先

・京都銀行 紫野支店(162) 普通 3236638  京都清遊の会代表  西山祐子
・ゆうちょ銀行(振替) 00930-7-233813
京都・清遊の会

    ※手数料はご負担ください。


方位守護の神様「大将軍八神社」


かつての西之京が偲ばれる「奧溪家住宅」


「安楽寺天満宮(一之保御供所旧跡)」
このほど報道にもありましたように、「安楽寺天満宮」は、西京神人と深い縁のある北野天満宮の境内地となり、将来にわたり継承されてゆくこととなりました  !(^^)!
散策では、文安の麹騒動、明治の廃仏毀釈など、幾多の荒波を乗り越えてきた当地の歴史に思いを馳せたいと思います。

法輪寺」 八千体以上の達磨さん。でも達磨さんだけではない…


牛さんもいます (^^ゞ

ではでは、お越しをお待ちしております!

参考資料 10月「ずいきみこし」於 北野天満宮御旅所
(今回は御旅所には参りません。ご了承下さい。)