はやくも六月を迎えました。今年は梅雨入りが早くて驚きましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
堤先生がなくなられ、一年が経とうとしています。
皆さま、おひとりおひとりが先生を想い、日々を過ごしていただいていると思います。心より感謝申し上げます。
京都・清遊の会より、堤先生のお宅へお花を送らせていただきました。
ご家族さまより、皆様にくれぐれもお礼を申し上げてくださいとのことでした。ここにご報告させていただきます。
先生は自然の中におられることがお好きでしたね。
最近出かけました風景をすこしご紹介させてください。
京都市北区ですが、いわゆる「北山」と呼ばれ、中川、小野郷、大森とともに「北山杉の里」と呼ばれる地域 ─杉阪(すぎさか)と真弓(まゆみ)。
鷹峯から京見峠を越えて杉阪へ。
平安時代の能書家として知られる小野道風(とうふう)を祀る道風神社。
狭い道幅に気を取られてうっかり通り過ぎそうに。
ザーザーと心地よい水音の杉坂川を渡ると杉の巨木の杜。
山の精に囲まれているような不思議な感じです。
北へ、真弓に向かいます。
北山杉が植林されていました(^-^)
真弓の集落。手前を流れる真弓川は細くなっていますが、川の音だけがあたりに響いて、ほかの音は聞こえません。静かな里。
風が集落を吹き抜けていくような、そんな日でした。
坂上田村麻呂がこの地の真弓の木で弓を作ったという説、平安京造営の木材調達のために「真弓木工頭(もくのかみ)」という役を賜り、木を伐り出したから、とも。杉阪同様に「西の鯖街道筋」にあたります。
山から下りてこられた地元の方に、真弓八幡宮の場所を教えていただきました。
苔が美しい、まさに緑のじゅうたん。かわいすぎる葉っぱ!
木漏れ日のなか石段をのぼると、巨大なご神木と並ぶようにお社が。
道風神社も、ここ真弓八幡宮も、土地の産土神(うぶすながみ)がお祀りされています。
みなさんに山の空気感が伝わるとよいのですが。
それではどうかお元気で!
「北山杉ものがたり」講座、頑張ります😊💦