告知

新型コロナウイルスの流行と講座実施の可否について
 今般、天皇誕生日における一般参賀の取り消しや、東京マラソンでの一般ランナーの参加中止の決定などに加え、不特定多数の人々が集まるスタジアムや劇場等への出入、及び不要不急の外出を控えるよう呼びかけが行われました。
 京都でも新型肺炎の感染者が確認されておりますが、京都・清遊の会では、こうした状況は充分認識しながらも、京都ではまだ感染経路不明の「市中感染」が発生していないこと、過日の京都マラソンが実施されたこと、並びに現時点であまりに過剰な反応を示す必要はないのではないかと思われること等から、2月24日(月祝)の講座は実施することと致します。
 ただし、ご参加に関しましてはあくまでも各自でご判断いただきますようお願い申し上げます。
                  京都・清遊の会

京都雑学講座 新シリーズ案内

京都・清遊の会 雑学講座のご案内
2月24日(月祝) 於・職員会館かもがわ 二階
時間 9:50~12:00
シリーズ 近代数寄者物語Ⅱ
至高の美術 その魅力と魔力
人が道具を弄すのか、道具が人を狂わすのか、
名物を巡る息詰まる駆け引き、至高の美に憑か
れた人々が己の美意識と見識、感性のすべてを
賭けて織り成す絢爛たる魅力と魔力の物語。
前回に引き続き、
日本の美術と茶の道具を巡る感動の連続講話です。
明治維新を迎え、西洋至上主義となる世相の中で、日本の美や技術は無視され、その価値に気付いた外国人の手で二束三文の値で買い取られ次々に海外へ運ばれました。
ホムペ 平治物語絵巻 ボストン美術館.jpeg
平治物語絵巻 部分 ボストン美術館蔵
この迫力と臨場感 これほどの名品が
すでに日本にはないのです。
西洋熱がおさまり、落ち着いて回りを見渡したとき、日本はとんでもない宝を自らの手で失っていたことを知ります。
この人を知ってますか?
長く古都を爆撃から救ったとされていた人です。
この像は平櫛田中が作りました。
京都のとある記念館に置かれています。
その過ちを見抜き、正すため、日本の伝統美術や芸術を再発見し、それを自らの趣味的生活の一部に取り込む人々が現れました。
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梁楷筆 三幅対 中央出山釈迦図 左右雪景山水図
このうちの一幅が明治以来の最高値を記録します。
日本には大和絵画や仏教美術といった、生活とは別次元と思われていた作品を人々の交歓の場に巧みに取り込む文化のシステムがありました。それが茶の湯です。
三渓 一汁三菜3.jpeg 
食文化をも取り込んだ総合芸術 それが茶の湯
そこには五百年築かれてきた美の大系があります。
美術品が茶の道具として新たな活躍の場が与えられ始めると、それは本来の価値を取り戻し、かつて悲しいほど廉価だったものが、今度は狂ったように高騰し出します。それに伴い美術道具は庶民の手を離れ、富裕な人々の間を彷徨い始めます。
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何の変哲もなく見える香合
これが実は値段破壊の倍率レコード保持者
一体何倍に跳ね上がったかわかりますか?
日本の美に魅せられ、それを手にすることを可能とする財力と、使いこなすことのできる美意識を持つ新たな財界人、それが近代数寄者と呼ばれる人々。
三渓 寝覚物語絵巻.jpeg 寝覚物語絵巻
秋元 紫式部日記絵巻 第一段 藤田美術館蔵.jpeg 紫式部日記絵詞
ともに鎌倉時代に描かれた屈指の名絵巻
実はたった一つの失言が取り返しのつかない悲劇を招きます。
果たしてその一言とは?
本シリーズは彼らの生き様と感性を通して茶の美、日本の美の底知れぬ魅力と魔力に酔いしれます。
三渓 三渓園 月華殿.jpeg
三渓 三渓園 蓮池 旧燈明寺三重塔.png
かつてここで目も鮮やかな、
そして誰しもの涙を誘う茶事が開かれました。
その愛情と愛惜の表現に鳥肌が立つような感動を覚えます。
藤田 砧青磁香炉 銘香雪 藤田美術館蔵.jpeg 
この香炉は明治を代表する二大コレクターの間で揺れた名品。
道具は何も言いません。
ですが、その背後に時代と人の本音が見えるのです。
井戸 柴田井戸 根津美術館蔵.jpeg 
著名な戦国武将が所持し、
明治になってそれを上回る豪傑が所持します。
道具は使ってこそ光を放ちます。
その顛末に思わず唸るいい話があるのです。
是非、お誘い合わせの上ご参加下さい。

2月の予定

1月19日の講座には大勢のご参加をいただき、
ありがとうございました!
次回講座は
2月24日(月・休)9時50分より、
職員会館かもがわにて行う予定です。
テーマは決まり次第お知らせいたします!

1月の予定

本年もよろしくお願いいたします!
令和2年
1月19日(日) 9時50分より 
「美術館を創る! 数寄者という人々」
      於 職員会館かもがわ2階   (ご参加費 2千円)  
を開催の予定です。
みなさまのご参加をおまちしております!

告知 11月の京都清遊講座について

京都・清遊の会 11月17日(日)
京都講座は開催予定です。
講師は12日に別所で同名の90分講座を行いますが、清遊の会120分講座は、90分ではできなかった鼠絵の最高峰「鼠草子絵巻」を採り上げ、その際立つストーリーの面白さを読み解き、当時の風俗を如実に描き込んだ見事な絵巻の絵解きを行います。
その他、これも清遊の会オリジナルの鼠にまつわる京都の地名から、とっておき、驚きの話を紹介します。
是非ご参加下さい。
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   どこのお不動様かわかりますか? 
 この恐ろしい明王が一体何をしたのでしょう。
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          白隠筆「鼠大黒図」
  穏やかに座禅を組む中央の大黒天。その隣にちゅんと座り、
     無の境地に入った振りをするネズミの僧侶。
賑やかに踊り舞う他の福神に甲斐甲斐しく食べ物を運ぶネズミたち。
      ネズミと七福神の愉快な世界が広がる。
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    大豊神社の高麗鼠
持っているのはネット情報によれば水玉だそう。
   そして水玉は長寿を表すのだと。
     本当に水玉ですか?
  無批判なコピペは危険ですよ(笑)。
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        鼠絵の至宝 「鼠草子絵巻」
    子孫を畜生道から救おうと、清水の観音に祈願し、
   美しい人間の姫君を得たネズミの権頭。その婚姻の場面。
      横でお茶を点てるのはなんと宗易鼠!
       その下の二人の女鼠の役割は何?
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        際立つストーリーの完成度。
         描かれた貴重な風俗。
          群を抜く台詞の妙。
       どれをとっても一級品の鼠絵巻。
清遊の会ならではのユニークな講座です。
    是非、ご参加下さい。