京都・清遊の会 11月17日(日)
京都講座は開催予定です。
講師は12日に別所で同名の90分講座を行いますが、清遊の会120分講座は、90分ではできなかった鼠絵の最高峰「鼠草子絵巻」を採り上げ、その際立つストーリーの面白さを読み解き、当時の風俗を如実に描き込んだ見事な絵巻の絵解きを行います。
その他、これも清遊の会オリジナルの鼠にまつわる京都の地名から、とっておき、驚きの話を紹介します。
是非ご参加下さい。
どこのお不動様かわかりますか?
この恐ろしい明王が一体何をしたのでしょう。
白隠筆「鼠大黒図」
穏やかに座禅を組む中央の大黒天。その隣にちゅんと座り、
無の境地に入った振りをするネズミの僧侶。
賑やかに踊り舞う他の福神に甲斐甲斐しく食べ物を運ぶネズミたち。
ネズミと七福神の愉快な世界が広がる。
大豊神社の高麗鼠
持っているのはネット情報によれば水玉だそう。
そして水玉は長寿を表すのだと。
本当に水玉ですか?
無批判なコピペは危険ですよ(笑)。
鼠絵の至宝 「鼠草子絵巻」
子孫を畜生道から救おうと、清水の観音に祈願し、
美しい人間の姫君を得たネズミの権頭。その婚姻の場面。
横でお茶を点てるのはなんと宗易鼠!
その下の二人の女鼠の役割は何?
際立つストーリーの完成度。
描かれた貴重な風俗。
群を抜く台詞の妙。
どれをとっても一級品の鼠絵巻。
清遊の会ならではのユニークな講座です。
是非、ご参加下さい。