風薫るさわやかな季節となりました。
しかし京都も三度めの緊急事態発令で、思うように出かけられなくなりました。
皆さまにおかれましてはお元気でおすごしでしょうか。
4月下旬、洛西 大枝(おおえ)を訪ねました。
4月は花見時ですが、洛西では時を同じくして「京たけのこ」の収穫が最盛期を迎えます。
「京たけのこ」の産地は、いわゆる旧乙訓(おとくに)郡域の西京区、長岡京市、向日市。なかでも大枝塚原(つかはら)、大原野(おおはらの)、長岡、物集女(もずめ)などが知られています。
今回伺いました場所は、大枝沓掛(くつかけ)から塚原にかけての地域。
写真遠景は大枝の山並み。桓武天皇の母・高野新笠(たかののにいがさ)の御陵があることでも知られています。
こちらの竹林、ただの竹林ではなく、「たけのこ畑」。
この土の中で「白子たけのこ」と呼ばれる柔らかくて美味しいと評判の京都の名産が、大切に、大切に育てられています。
しろうと目にはいったいどこに筍があるのかわかりませんが、よく見ると…
探し当てたら、「掘鍬(ほり)」という独自の道具で、土中の筍を傷つけないように掘ります。
見えてきました。でもここからもなかなか大変💦
掘鍬を自在に回して、掘り上げます(笑)
実践させていただきましたが、コツを習得するのは難しいです😢
出ました! あこがれの「塚原のたけのこ」です!
この土の層、すごいですね。美味しさの秘密がありそうです…
当地では、その年にもよりますが、三月下旬から約1ヶ月間、直売所があちこちに設けられています。
筍のイメージからすると、皮が白いですね。
おさしみ、若竹煮、筍ご飯、てんぷら、焼き筍など、味と香りを堪能 !(^^)!
2年前、京都検定講演会で「大枝の山」をテーマにお話させていただきましたが、来年のこの時期に、皆さまと大枝の地を歩いてみたいと思ってます。
車が行きかう国道沿いは昔の面影をとどめてはいませんが、旧道に入り、古いお社などを訪ねてみると立ち上がってくるものがありそうです。
「大枝の地」は深い歴史を秘めた地です。
そして堤先生が大好きだった地でもあります。
春は筍で有名ですが、秋には柿の収穫で知られます。先生は毎年大枝の柿を求めに来られていました。いつか現地案内をしたいとお考えだったようです。
はるか一年先ではありますが、新たに内容を加えて講座も実施の予定ですので、
講座、または現地案内、あるいは筍販売(😄?)いずれかにご参加くだされば幸いです。
まだまだ我慢の日は続きそうですが、どうかお体に気をつけられてお過ごしください。
それではまた(@^^)/~~~
大枝神社 当地の氏神さま