新緑の清々しい時候となりました。
5月18日、23日の両日、堤講師の案内による一乗寺界隈散策をいたしました。
そのもようをごらんください。両日とも晴天に恵まれ、爽やかな一日となりました。
初めに西本願寺北山別院を訪ねました。
親鸞聖人の由緒を示す別院です。
この鐘がこんないわれを持っていたなんて、まったく知りませんでした。驚き!
最後にみんなで聞いた音色、忘れられません。
御聖水 扉を開けて中を。とてもきれいな水に感動しました。
そういえばこのお寺の山号は聖水山……。 傍らの影向石にも注目です。
次の訪問地は金福寺。俳句愛好者の聖地で、幕末の貴重な遺跡でもあります。
蕪村らによって建てられた芭蕉庵の由来が熱く語られます。
まるでその場にいたかのような白熱ぶり……(笑)
どんな小さな遺跡にも詳しい説明が加えられます。
本堂前の庭園。決して広くはありませんが、心洗われる清々しさです。
もうすぐ桔梗の花が咲いてお庭の景色に紫を添えます。
さて金福寺を出て…どこに連れて行かれるのかと不安なままに…。
まさに清遊の会ならではの現地案内。
舞楽寺跡碑です。張り巡らされたスサノオバリア。驚天動地の解説です。
八大神社一の鳥居前にて。いつも前は通っていたのですが……。
八大神社本殿。今回の現地案内のクライマックスがここ。
比叡山麓七里の歴史と秘密が明かされました。
かつて本殿よりも大事にされた皇大神宮。その謂れは? 興味が尽きません。
いよいよ圓光寺へ─
座敷から庭を眺めて。建具を通して見る庭。
建物と庭園は不即不離、とても深い関係なんですね。
禅堂 禅の話になると熱が入る講師。きっとなにか痛い思い出があるんでしょうね(笑)
円光寺高台の家康墓。
このお寺にとっての家康の位置がわかります。山懐に抱かれた雰囲気充分の墓域です。
市街を一望する好景が広がる、ここまで上がって来てこそ味わえるご褒美でした。
案内の締めくくりはここ一乗寺跡でした。一乗寺界隈を選んだ今回のツアーを終えるにふさわしい場所。
あっという間に夕方。影も長くなっていました。
まさかまさかこんな一乗寺案内になるなんて!
いまさらながら京都の遺蹟と歴史のつながりを堪能した一日でした。
圓光寺庭園にて