「和菓子における贈答の文化」講座のご報告

新緑の美しい季節となりました。
GWに各地へお出かけの皆さまも多いのではないでしょうか。
427日、京都・清遊の会では「和菓子における贈答の文化」講座を行いました。

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                          参加の皆さんを待つ広間


はじめに井上由理子講師より和菓子の贈答の歴史をひもといていただきました。

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江戸時代、贈答に好んで用いられた上菓子(じょうがし)の誕生のお話。
宮中や公家、あるいは将軍家や大名家の行事に注文された菓子のお話。
一般には人生儀礼やお見舞、土産としてなど、記録からたどれる菓子には現在もある菓子の名が見え、たいへん興味深いものでした。

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現在、七夕の日に調製される「星のたむけ」(亀末廣)


そして今日は贈答にかなうお菓子として、虎屋の「花醍醐」
(はなだいご)をいただきました。
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このお菓子は京都限定だそうで、桜に見立てた紅色のそぼろで京都産の黒豆を使った羊羹をはさんであります。
醍醐は秀吉の花見でも知られるように桜の名所ですね。

いうまでもなく美味しくいただきました(笑)


今回は贈答の文化というテーマから、贈答品を包み、贈るのに使われる「風呂敷
(ふろしき)」について学んでみました。

昨今は紙袋などが普及していますが、「風呂敷」の歴史や役割、使い方のきまりを改めて知ることができ、その意匠やデザインも日本のしきたりと深く結びついていることがよくわかりました。


そしていよいよ包み方の実習です。
お気に入りのマイ風呂敷をお持ちになった方もおられ、色とりどりの風呂敷の花が咲きました!
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包む中身や形にあわせ、結び方の工夫で自在に対応できる風呂敷。
模様や柄、包み方、結び方によってとっても素敵な形になります。
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バッグのようにもできます。
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この結び方、洒落ていますね! 風呂敷ごと差し上げるプレゼントにいかが?

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今回の風呂敷体験?はむずかしいと思っていた包み方が意外や意外、すんなりと習得できました
。これなら家に眠っている風呂敷を活用できそうです(笑)。

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短い時間でしたが、またこのような楽しい体験講座ができればと思います。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。



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                上御霊神社の塀沿いに咲くいちはつ

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