京都学講座 「天皇と京都、そして日本」

京都学講座

 「天皇と京都、そして日本」ご案内

11月より堤講師による新たな京都学講座を開講いたします。

日本の象徴である天皇について、その事績を中心に、歴代天皇を巡るさまざまな事象をあらゆる角度から広範囲、かつ立体的に解説します。

天皇を知ることで、京都、そして日本の成り立ちを知り、素晴らしい精神文化を再発見します。毎回ワクワクする講座の内容に、この国の形と秘密が網羅されています。

知らなかった、気付かなかった世界の魅力を、ぜひご堪能下さい!

テーマ 開催日】 いずれも日曜日  

1115日 第一回 日本の女帝 女性天皇の秘密

          かつて即位した九代七人の女帝の共通点と違いとは?

126日 第二回 日本誕生 天智・天武という天皇

          兄弟ならざる兄弟。実は現在の日本創生に関わる重要天皇

117日 第三回 天皇と藤原氏 天武系天皇とその時代

          記紀神話に隠された秘密。天武系天皇と皇統の謎に迫る

221日 第四回 文字と天皇 「光」の名の天皇とは?

          天皇の名に込められた共通点。まずは「光」の名を考える

320日 第五回 天皇、京都へ。桓武三代の事績と事件

          華麗なる天皇の光と闇。十年の都と千年の都の違いとは?

4月17日 第六回 廃帝とは何? 悲劇の天皇の謎

          天皇が首になるなんて、ただ事ではないですぞ!!

※恐縮ですが、会場の都合上定員50人とし、定員になり次第募集を締め切らせて頂きます。

会場】 

2015年 1115日(日) キャンパス・プラザ京都 第会議室(二階)

2015年 126日(日) ハートピア京都       第会議室(四階)

2016    117日(日) キャンパス・プラザ京都 第講習室(四階)

2016年  221日(日)    同上

2016     320日(日)   同上

2016     4月17日(日)  ハートピア京都       第会議室(四階) 

 

  時間  945分~1145分過ぎ

  会場  キャンパス・プラザ、京都商工会議所、ハートピア京都など

  受講料12,000円(6回) 各回毎は一回2,000

●講座内容は基本的に事前告知に順じて進行する予定ですが、内容に応じて次回、あるいは次々回にまたがることが多々あります。ご興味のテーマがその回に行われるかは事前に京都・清遊の会ホームページ等でご確認くださいますようお願い致します。

●京都・清遊の会URL申し込み窓口、e-mail、および事務局FAXにて、住所氏名、電話、全回か各回か(該当回)をご明記の上お申込みください。電話でのお申込みはお受けできません。

●会場での金銭授受はできません。全回お申込みの方も、各回お申込みの方も、恐縮ですが事前振込にてお願いします。恐縮ですが、振込手数料はご負担ください。

会場案内

◎キャンパスプラザ京都

 〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939

             (ビックカメラ向かい)

 アクセス JR各線「京都駅」、近鉄京都線「京都駅」、

           地下鉄烏丸線「京都駅」下車 徒歩5分

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◎ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館)

 〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375 

       TEL 075-222-1777

 アクセス 地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車 5番出口連結

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振込先

・みずほ銀行出町支店(587)普通  1161285  京都清遊の会

・京都銀行紫野支店(162  普通 3236638 京都清遊の会代表西山祐子

・ゆうちょ銀行(振替口座) 009307233813 京都・清遊の会

連絡先 京都・清遊の会 事務局 

              〒603-8341 京都市北区小松原北町13530108 

                          TEL&FAX 075-465-9096   

      e-mail: info@kyo-seiyu.net    URL: http://www.kyo-seiyu.net

妙心寺現地案内報告

1128日、堤講師による妙心寺の現地案内を行いました。

前日の寒さとは打って変わって秋晴れの暖かな日となりました。

皆さまの精進のおかげ? 講師の精進のおかげ? とにかくよかったです。

南総門前に集合。はみ出した文字がそのまま彫り込まれた寺標に先ず驚き! 

これが妙心寺の禅の力です、との説明に一同納得。

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三門は山内唯一の朱塗楼閣建築。

正面から、そして横から見上げて、上層と下層の柱一本分の違いという絶妙のバランスを堪能。あわせて四方の獅子頭や逆蓮柱もたっぷり鑑賞しました。

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仏殿と四派の松。妙心寺の源流となった四派の法脈を象徴していたのですね。

寺号の由来を示す仏殿の釈迦如来拈華像。

大方丈では回廊に添って妙心寺派寺名一覧が! 圧巻の3400ヶ寺!

塔頭では桂春院を訪ねました。

ここには「清浄の庭」をはじめ四つの庭があり、こちらは「侘びの庭」

方丈の経座越しに見る庭の見事さ。皆さん写真におさめておられましたね。

仏間正面には狩野山雪の「松に月図」。そしてそれに向かい合う「真如の庭」の細部にわたる計算された意匠。いやはや、なんとすばらしい空間でしょう!

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講師の案内に耳を傾けるうち、はやくも夕暮れ近くに。

しかしながらただ歩くだけの石畳にすら感動の逸話が敷き詰められていたとは。

こんなほほえましい石仏もおられました。

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春光院の前では、亡き息子・堀尾金助を想い裁断橋擬宝珠に銘文を彫った母の話、南蛮寺にあった鐘の話、そして久松真一氏はじめ禅学と近代哲学の話は講師の本領発揮というか、面目躍如たるもの。

いやはやなんと申しますか……。何も申せません。

続いて霊雲院では西田幾多郎先生の話を。

もうすでに門が閉まっていましたので、雰囲気はこちらの写真をご覧ください。

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鳳院の前で。

向唐門と平唐門の話を聞き、しばしいにしえの大宮人に思いを馳せるうちに、ちょうどその二つの門に夕日がさして輝き出したではありませんか! 感激……

そして四派の松の源流となった妙心寺中興の祖・雪江宗深が開いた塔頭、衡梅院の前で。通常の案内ではなかなか聞けない深いい話でした。

境内にはまだまだきれいな紅葉も見られ、大満足の妙心寺散策。

大勢さまのご参加をいただき、本当にありがとうございました。

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