春の現地案内

ようやく春らしい気候となってまいりました。散策のご案内です。

4月1日(土)、4日(火)
※4日は締め切らせていただきました!

戒光寺(泉涌寺塔頭)本堂内陣参拝と
あわせて同山内の雲龍院を拝観。
      同内容で二回行います。
      ※少雨実施 荒天の場合の予備日
         2日(日)、6日(木)
           不明な場合HP参照下さい。

集合場所 泉涌寺 総門
JR・京阪「東福寺」駅より徒歩15分)

集合時間 13時30分(16時30分頃解散)
ご参加費 3,500円(拝観料、保険代込)
振込先
・京都銀行 紫野支店(162) 普通 3236638  京都清遊の会代表  西山祐子
・ゆうちょ銀行(振替) 00930-7-233813 京都・清遊の会
   ※手数料はご負担ください。

※必ずお申込みのご連絡をお送りください。

皇室の御寺(みてら)として知られる泉涌寺の塔頭を訪ねます。
一昨年8月、台風のため屋根が破損し、崩落の危機にあった本堂がこのほど無事に修復され、落慶を迎えられます。


       本尊 丈六釈迦如来像(戒光寺HPより)

ご本尊の釈迦如来像が無事でよかったですね。鎌倉時代、運慶・湛慶父子の合作といわれる大きな釈迦如来像を内陣にて参拝させていただきます。

また、山内最奥の泉涌寺別院、雲龍院を拝観します。



後光厳天皇はじめ北朝の天皇ゆかりの寺院で、ご本尊は「薬師如来三尊像」。台所の怒れる神の面影「走り大黒天」もお見逃し無く。後水尾天皇ほか御尊牌が奉安される霊明殿など歴史ある佇まいをご堪能ください。


                本堂 龍華殿扁額

             徳川慶喜公寄進の石灯籠

皆さまのご参加をお待ちしております!

雲龍院の梅

 

近衞の糸桜

おだやかな春の季節になりました。
ことしの桜は早く、お彼岸を迎える頃から各地で開花情報が聞かれました。
京都御所の近衞邸跡の枝垂桜も満開を迎えています。

近衞の糸桜──
このあたりは五摂家の一つ、公家の近衞家の邸があった所で、その庭に植えられていた約60本の枝垂桜(糸桜)が次々に咲いていきます。

桜に言葉はいりませんね。
写真はいまいちですが、今日の撮りたてに免じてしばしご覧ください。


小ぶりのやさし気な花。
かの先生もこの桜が大好きだったようです。

池のほとりの老木も風格です。

池と桜が画面に入りきりません <(_ _)>

近衞の池にゆれる糸桜。風に吹かれて、もう揃っていない花びらも。

すこし北側の近衞邸跡の駒札には、孝明天皇の和歌が書かれています。

初めてこの糸桜をご覧になって詠まれた歌。

「昔より名には聞けども今日見れば むべめ(目)かれせぬ糸桜かな」

目かれせぬ、とは、目が離せないほど美しい、という意味だそうです。

池の奥には苔むして風雅な石橋や鬱蒼とした木々が見えます。
近衞池は安土桃山時代の石組ものこる歴史的な庭園の遺構。

桜のまわりとは打って変わって人けのないこの静かな池畔もまた心やすまる風景です。