永観堂案内 ご報告

10月19日、左京区の永観堂禅林寺の参観を行いました。
当日は小雨の降る天候でしたが、堂内を僧侶方にご案内いただき、境内の幽邃な景色にふれ、心癒される見学となりました。

ご参加の皆さまからいただきました写真、当日の模様、また当日ご覧いただけなかったものも含め掲載させていただきます。



「火除けの阿弥陀像」が祀られる瑞紫殿。


釈迦堂前のお庭では、
永観律師ゆかり「悲田梅」のお話を聞きました。

釈迦堂では長谷川派・狩野派の襖絵を見学、回廊を奥へ。


葉先が三つに分かれる珍しい「三箇の松」


松葉は売店前で分けていただけます !(^^)!



開山堂へつづく「臥龍廊」(がりゅうろう)
急な斜面に育つ「岩垣もみじ」
この辺り、まさに永観堂の見どころですね!



法然上人が祀られる御影堂(本堂)

いよいよ阿弥陀堂へ。
有名な「みかえり阿弥陀」が祀られます。
ほのぐらい堂内に、
衆生を導いてくださるという阿弥陀さまのやさしい面差しが見えました。

柱や梁は、一部保存箇所をのぞき、極彩色に復元されてあざやかです。


外へ出て──
阿弥陀堂前の石段を奥へ回ると、
瀧があり不動明王が祀られています。
点在する石碑は、芭蕉と、弟子の各務支考の門人36人の「獅子門句碑」。

極楽橋をわたり、放生池へ。山腹に小さく見えるのは多宝塔。


永観堂の紅葉は、すこし色づき始めていました。
晴天ではありませんでしたが、雨が滴り落ちる境内の樹々、緑のなかで、幻想的な雰囲気も味わうことができました。

ご参加いただきました皆さま、
お疲れさまでした!
折々の季節にまたぜひお訪ね下さい。

またこのたびの参観につきまして、
僧侶の方々はじめ関係の皆さまに大変お世話になりましたこと、心より感謝いたします。
ありがとうございました。

 

秋の講座(京都) ご案内 9月,10月

【座学講座】 9月23日(月・休) 
「武四郎双六で天神めぐり

菅原道真をまつる天満宮は、全国に12,000社。
幕末から明治にかけ活躍した探検家、松浦武四郎(まつうらたけしろう)は、蝦夷を探検し「北海道」の名付け親として知られます。
一方で天神信仰に篤く、25社の天満宮を選び、神鏡や石碑を奉納、また「聖跡二十五霊社巡拝雙六(すごろく)」(武四郎双六と通称)を制作しています。
今回はこの双六を読み解きつつ、天神さんめぐりを試みます。

講師 鈴木幸人 氏
        (大阪天満宮文化研究所 研究員)
時間 午後1時40分~4時
ご参加費 3,000円
会場 職員会館かもがわ 二階 大会議室
 (河原町丸太町より二筋南、竹屋町通を東へ徒歩5分)



            聖跡二十五霊社順拝双六(部分)


      北野天満宮 本殿(2023年 北野祭)

鈴木先生は、天神信仰の研究はもとより、美術史、芸術論などご専門で、大阪市立美術館勤務ののち、長らく北海道大学で教鞭をとられていましたが、このたび関西にお帰りになりました。

    鈴木幸人(ゆきと)  氏

北海道ゆかりの興味深いお話が聞けますね。
どうぞお楽しみに!

なお、「職員会館かもがわ」は9月末をもって閉館となります。さいごに、皆さまと共に、思い出の会館で充実の時間をすごしたいと思います。
お誘いあわせの上お越しください。

 
【社寺見学】10月19日(土) 
「永観堂(禅林寺)」

集合 
午後1時30分~ 永観堂 総門前

ご参加費 3,000円
(拝観料・保険代込)
お寺の方のご説明で、ゆっくり境内を拝観、散策します。

※お申込み
HPをご覧の方は、申込フォームから1週間前までにお手続きください。
お電話、メール、ショートメールも受け付ていますので、必ずご連絡を入れてください。