1月7日、堤講師の新春特別講座「続・堤流 京都の学び方」が開かれました。
たくさんの方にお越しいただきました。
満員御礼です!
ありがとうございました!
講座は、始まる前から今日はどんなお話が聴けるだろうという皆さんの期待でいっぱいに感じられました。
まずは昨年暮れにホームページ上で堤講師が出題された清遊クイズを、解答していただきました。
答えは次のとおりです。
神社編
①御辰稲荷神社、宗旦狐、相国寺
②車折神社、富岡鉄斎、冨田渓仙
③瀧尾神社、大丸百貨店、下村家
人物編
④辰野金吾、伊東忠太
⑤黒田辰秋、上賀茂民芸協団
⑥林屋辰三郎、女性史
みなさんのお答えはいかがでしたでしょうか?
堤講師の解説は、一枚の画像から話がどんどん広がります。
聴いているうちに、いつも講師がおっしゃっているように、知識が点から線へとつながり、線から面へと形を変えてゆく面白さを実感できました。
難解に思われた答えですが、丁寧な説明のおかげでなるほどと受け入れることができました。
そして、講師が実践してこられた京都理解の秘訣を伝授。
最後に、講師が日本宗教の三大巨人と考える、空海、道元、そして大本教の出口王仁三郎(でぐちおにざぶろう)の、
今、京都府亀岡市で開かれている展覧会「亀岡で生まれた美と歴史 出口王仁三郎一門展」を紹介されました。
「芸術は宗教の母」との思想を打ち出した出口王仁三郎の信念と、そして魂が震えるような素晴らしいその芸術について熱く語っていただきました。
堤講師はいつも新たな提案をしてくださいます。
そして講義を聴くたび新鮮な驚きがあります。
ただ伝えるだけではない何か。
講師の魅力はどこからきているのでしょう。
学問にたいする真摯で謙虚な姿勢。
そして自身が感動した事柄を私たちに率直に語ってくれること。
わくわくしながら京都を学ぶ、私たちもかくありたいと思います。
講座を終えて―
堤講師が「こんな歌ができました」と、教えてくれた歌があります。
こっそりご紹介します(笑)。
新しき血の混じりたる宗教(おしえ)ほし
空海 道元 王仁三(おにざ)はいづこ
過去の歴史を語るのみならず、現在を見据え、そして未来への提言を発する堤講師に脱帽です。
堤先生へ
これから手術を受けられるとのことですが、
京都・清遊の会の皆さんとともに、一日も早くお元気になられるよう祈って、また先生の講義が聴ける日を首を長くして待っております!
素晴らしい講義をありがとうございました!
顔見世講座 報告
12月3日、井上由理子講師による「京都顔見世講座」が行われました。「顔見世講座」は昨年に続いて第二回目。
お話は出雲の阿国が京都・四条河原でおこなった「かぶき踊り」から始まり、遊女かぶき、若衆かぶき、野郎かぶきを経て現在の歌舞伎に続く流れ。
鴨川沿いにたたずむ阿国の像(川端通四条上ル)
そして南座の歴史などなど。先生の資料のおかげで初めて「やぐら」の興業についても知りました。
今年は南座の大改装から20周年で、緞帳が新調されましたが、幕ひとつとっても深いものですね。まねきや竹馬についても貴重な話をうかがいました。
後半は、演目について。舞台となった風景などを紹介しながら今年の見どころを。
芸能通の先生だけに、芝居の中身が熱く語られ、思わず話に引きこまれてしまいます。
なるほど!
顔見世に行く前に先生のお話が聴けて、お芝居の展開、見どころ、聴きどころがよくわかりました。
皆さんまた楽しみが倍増したようです。
井上先生の「顔見世講座」ぜひ来年も聴かせていただきたいです。ぜひお楽しみに!
そして今年の顔見世を観覧予定のみなさま、いってらっしゃい!