12月3日、井上由理子講師による「京都顔見世講座」が行われました。「顔見世講座」は昨年に続いて第二回目。
お話は出雲の阿国が京都・四条河原でおこなった「かぶき踊り」から始まり、遊女かぶき、若衆かぶき、野郎かぶきを経て現在の歌舞伎に続く流れ。
鴨川沿いにたたずむ阿国の像(川端通四条上ル)
そして南座の歴史などなど。先生の資料のおかげで初めて「やぐら」の興業についても知りました。
今年は南座の大改装から20周年で、緞帳が新調されましたが、幕ひとつとっても深いものですね。まねきや竹馬についても貴重な話をうかがいました。
後半は、演目について。舞台となった風景などを紹介しながら今年の見どころを。
芸能通の先生だけに、芝居の中身が熱く語られ、思わず話に引きこまれてしまいます。
なるほど!
顔見世に行く前に先生のお話が聴けて、お芝居の展開、見どころ、聴きどころがよくわかりました。
皆さんまた楽しみが倍増したようです。
井上先生の「顔見世講座」ぜひ来年も聴かせていただきたいです。ぜひお楽しみに!
そして今年の顔見世を観覧予定のみなさま、いってらっしゃい!