東京開催「京都を学ぶ講座」ご案内

京都から東京へ、今年もデリバリー講座を開催、京都の奥深い歴史や文化をお届けします!
9月は鈴木先生をご紹介します!

第1回 6月1日(日)
祇園祭と京の芸術家

祇園祭の山鉾には、京都の画家や染織家の手になる懸装品が数多く見られます。そこには、鉾町や町の人々とのつながりがうかがえます。

時間 午後2時~4時30分頃
講師 中川祐子(京都・清遊の会主宰)


      

第2回 9月6日(土)
歌舞伎と京都~菅原伝授手習鑑
   (すがわらでんじゅてならいかがみ)
  

京都に所縁のトピックや演目を紹介し、京都と歌舞伎の深い関わり、歌舞伎の歴史と魅力をお届けします。
9月、歌舞伎座の「菅原伝授手習鑑」観劇に向けて、その見どころも“伝授”いたします。

時間 午後2時~4時30分頃
講師 鈴木幸人(大阪天満宮文化研究所研究員)

★講座後に、日程を定め、ご希望の方は、9月に歌舞伎座で上演の「菅原伝授手習鑑」を観劇します。お申込など詳細は追ってお知らせします。

 
【鈴木幸人(すずき ゆきと)氏 プロフィール】
1966年徳島市生まれ。京都大学文学部で美学美術史学を学び1993年大阪市立美術館学芸員。「天神さまの美術」「円山応挙」等の展覧会担当。「フェルメールとその時代」展にもかかわる。
2004年北海道大学文学部芸術学講座に赴任、19 年間の札幌暮らしを経て、現在、大阪天満宮文化研究所において天満天神の信仰に関わる宝物・文化財の調査紹介を続けている。
なお学生時代から親しんでいる歌舞伎を中心に古典芸能をことのほか愛好。

会場
「きゅりあん」(品川区立総合区民会館)
(JR京浜東北線/東急大井町線/りんかい線「大井町」2分)

 6月1日 5階 第3講習室
   9月6日 5階 第2講習室

ご参加費
 各講座3,000  
お申込み 
HP最下のお申込ボタン、
     下記メールでお願いします。
      (ご入金のみでは受付できません)
E-mail  nagomi-yu105@ares.eonet.ne.jp
URL https://kyo-seiyu.info/

みなさま、お誘いあわせの上お越しください。
お待ちしております!


                                 

 

 

泉屋博古館&大豊神社 散策 ご報告

5月10日、昨夜来の雨もあがり、散策日和となりました。

左京区にある泉屋博古館(せんおくはくこかん)の記念名品展「帰ってきた泉屋博古館 いにしえの至宝たち」を見学しました。
泉屋博古館は住友家伝来の美術品を所蔵する美術館。1年の改修を経て、このほどリニューアルオープンされたばかりです。

初めに、学芸部長の実方葉子先生より、泉屋博古館の歴史や今回の展観についてのレクチャーをしていただきました。


「泉屋」(いずみや)は江戸時代の住友の屋号、「博古」は「古(いにしえ)に博(ひろ)く通じる、の意、900年前の中国の青銅器図録にもあるそうです。

こちらの青銅器コレクションは有名ですが、仏教美術、中国・日本書画、陶磁器、茶道具、能装束など、多岐にわたる今回の名品展の見どころを、資料や写真で丁寧に解説いただきました。

特別展の展示室へむかう廊下は東山を借景に新緑がせまってくるよう。雨上がりには尾根を伝う雲煙も見られるそうです。

そして展示の素晴らしさはいうまでもなく……。

上の写真は、展示室から急に視界がひらけて緑が飛び込んでくるお部屋。空中に突き出ています。建物の内と外をつなぐ空間。
あのむこうにあるのは、館を辞して最後にむかった「泉屋博古」の庭。

自然と一体となれる場所。こんな美術館はないかもしれませんね。
これからお越しの方は、そうした風景もぜひお楽しみになさってください。

青銅器館は、やっぱり時間がなくなりました。
わからないけどおもしろ~い!

 

お見送りいただいて、恐縮でした。
ぞろぞろとお騒がせしました🙇

大豊(おおとよ)神社へ──

大豊神社は、鹿ケ谷(ししがたに)・南禅寺一帯の産土神(うぶすながみ)。

手水舎は東山三十六峰のうち「椿ヶ峰」から流れ出るご神水。

本殿には少彦名命、菅原道真公、応神天皇が祀られます。

いまは本殿前に「狛巳」さんが。

末社に大国社。
「狛ねずみ」の社といわれる所以。
愛宕社、日吉社、稲荷社も祀られています。

清遊の会では、以前に堤先生と、枝垂桜と紅梅が咲いているときに来ましたね~
先生の「狛ねずみの持ち物」話を思い出します。先生は、きっとこの「狛ねずみ」さんが好きだったのでしょう。笑

今日も「狛巳」「狛ねずみ」談義に花が咲きました…。
じつは貴重なお話を鈴木先生から伺いました。

だれか来たかな?

帰りがけに、ご神木発見!
パワーをもらうのじゃ~。笑

お越しいただきました皆さま、
たいへんにお疲れさまでした!
また次回もよろしくお願いします!